■お久しぶりです
生きてます><。久しぶりに更新。
■pop’n music PCベース基板
今更ながら入手したので紹介。
※写真をクリックすると拡大します
大まかには組み込み向け工業用PCマザーボード+USB基板という構成です。
近年のコナミはほぼこのような構成のシステムへと変わってしまいましたね……
専用基板にある種の憧れを持つ身としてはちょっと残念な限り。
PC側基板は以下のようなスペックとなっています。
MotherBoard | Aopen IT855GME-LX |
CPU | Intel CeleronM 1.5GHz |
Memory | DDR333 512MB |
VGA | オンボード ATI RV360 (≒RADEON9600) |
Sound | オンボードサウンド |
ゲーム的に複雑な処理をさほど必要としないからのか、全体的なスペックは
比較的抑えめとなっています。
電源は外部からDC12Vで供給される為、メイン基板ケース内には電源ユニットはありません。
USB基板はシルク印刷で”USB I/O 2″と記載されています。
PCマザーボードから内部コネクタを通じてUSB接続され、各種入出力を担います。
メインチップはCypressのEZUSB FX2 “CY7C68013A”とLatticeの”LFXP3C”を使用、
その他パラシリ変換ICやLEDドライブ用の回路で構成されています。
基板上には部品未実装のパターンも多く、幾つかの他ゲームと共用となっている模様。
基板の構成上、紹介がこの程度で済むのがなんとも…。
後はWindows上でゲームが動作し、USB経由で上記基板を制御している程度です。

セキュリティはお馴染みDallasの1Wireチップを内蔵したプラグです。
白はe-amusement識別用プラグ、黒がゲーム識別用プラグとなっていて、
オフライン動作であっても両方のプラグを接続する必要があります。
ポップンミュージックの筐体に搭載されているモニタは基本的に
水平同期周波数15kHz/24kHz対応の物である為(近年生産された筐体を除く)、
PCでの標準解像度であるVGA31kHzは映りません。
このシステムではドライバの設定で制御しているのか、Windows起動時に
ドライバが読み込まれた時点で、画面出力が15kHzへ切り替わります。
(VGAコネクタの出力時点で15kHzとなっています)

但し、近年生産された筐体は31kHz対応モニタを搭載している為、
この基板ではそれらのモニタに対応するように、DIPスイッチの設定で解像度を変更できます。
(DIPスイッチはIOコネクタ群付近にあり、標準では蓋で隠されています。)
DIPSW | 1 | 2 | 3 | 4 |
機能 | (未使用) | (未使用) | (未使用) | 解像度 |
OFF(上) | (未使用) | (未使用) | (未使用) | 15kHz |
ON(下) | 31kHz |
後は例の如く一応オープニング動画でも。

Youtube : “pop’n music 16 PARTY – Opening & Demo loop”
※先日、マイコンソフトのSC-500N1を購入した為、
試しに画面出力を60fpsでRGBキャプチャしてみました。
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