■そういえば 書くのすっかり忘れてましたが、何気にまた東京へ出戻ってきています><■KONAMI GSAN1(DDRキッズ)基板 DanceDanceRevolution Kidsの筐体を入手したので、基板を紹介。 メイン基板とアンプ基板の2枚構成です。 ※写真をクリックすると拡大します
まずメイン基板。基板シルクで”GSAN1″、シールで”DDR/MET”と記載されています。 CPUは日立(現ルネサス)のSH-3シリーズ “SH7709″を使用、ビデオチップには同じく日立の HD64413AFを搭載しています。サウンドチップはYAMAHAのYMZ280B-Fを使用し、 その他CPLD(ALTERA MAX)によって周辺機能・回路を制御しています。 基板上のEPROMは起動用ファームウェアです。 ファームウェア起動後、コンパクトフラッシュからゲーム本体のプログラム等を RAM上へ読み込み、実行している模様です。
ラベル | 容量 | CRC32 | 内容 |
GQAN4-A | 512kbit(65,536byte) | F1346F33 | ファームウェア |
ゲームソフトはコンパクトフラッシュで供給されています。 コンパクトフラッシュには画像・サウンド等のゲームデータが全て収録されています。 DDRキッズのサウンドデータは、ちょっと見てみた限りでは無圧縮PCMで格納されている模様です。 (サンプリングレートは低めかも…?) 基板上のシルクは”GQAN1″、コンパクトフラッシュやEPROMには”GQAN4″と記載があるので、 もしかしたらこの基板は他のゲーム・機器等にも使われていたのかもしれません。 メイン基板から出力された音声は、アンプ基板(写真3枚目)を通して 筐体のスピーカーへ出力されます。ボリューム調整がL/R個別になっているのは こだわりなのか、単に部品調達がアレだったのか…… この基板、マニュアルや基板上シルクではアンプ基板とだけ書かれていますが、 実は単純なアナログ音声の増幅だけではなく、D/A変換も行っています。 アンプ基板上のYAC516でYMZ280Bの出力をD/A変換し、TA1101Bを搭載した アンプモジュール小基板で増幅処理を行っています。 この当時のコナミでSH-3を搭載した基板はまず見た事無い気がするのですが、 このようなキッズ向け製品では使用していたのでしょうかね? 個人的には、基板構成やマニュアルの記載がコナミ基板ぽくない気もして 他社へ完全外注したか、AM部とは別の部署で作られたのではないかと推測しています。
いつも通り、オープニングとゲームプレイ画面をキャプチャして動画共有サイトへ アップロードしています。 Dance Dance Revolution Kids – オープニング&プレイデモ : [ニコニコ動画] [YouTube] Dance Dance Revolution Kids – ゲームプレイ : [ニコニコ動画] [YouTube]
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