2006/06/11 雑記

beatmaniaIII基板(Firebeat)
 ※各画像はサイズが大きいので注意
 beatmaniaIII 基板全景
 という訳で、beatmaniaIIIの基板を入手したので中身とか。
 今回は筐体をバラしてもらったのを入手できたんで、コンパネとかも揃ってますよ。ありがたや。
 基本的にはPop’n,KM,PPPと同じFirebeat基板です。
 BMIIIは3枚の基板構成で、外部メディアはCD-ROMとHDDを使用しています。
 基板は上からSPU基板、MAIN基板、EXTEND基板となります。

 beatmaniaIII SPU基板
 beatmaniaIII MAIN基板
 beatmaniaIII EXTEND基板
 上の写真1枚目はサウンド関連を制御するSPU基板です。
 本来はこの上にエフェクタ基板が載っていますが、それについては後述。
 SPU専用に68000CPUと、音源チップとしてRF5C400を搭載しています。
 IIDXのTWINKLE基板とほぼ同等の仕様みたいですね。

 2枚目はメイン基板です。
 パラパラパラダイスの物と比べると、メモリチップやサウンドチップ等の構成が
 微妙に違っていますが、基本的には同じ物ですね。PPC403GCX使用です。

 3枚目はEXTEND基板です。
 BMIIIではFDDとエフェクタ基板の接続・制御に使われています。
 この基板はキーボードマニアでもMIDI入出力で使用されている模様。

 beatmaniaIII 基板ケース
 バックプレーン基板とドライブ類。
 本来は右側に空冷用ファンとレールがありますが、掃除の為に取り外し中。
 CDドライブは本来TEAC CD-540Eが使用されていましたが、故障で動作しなかった為
 太鼓の達人で使用されていたDVDドライブに換装しました。問題無く動作しています。

 beatmaniaIII エフェクタ
 そしてエフェクタ基板。SPU基板と音声を入出力し、EXTEND基板からMIDIで制御されます。
 ……実はこれ、ZOOM ST-224というサンプラーの中身そのまんま。
 サンプラー部分は使用せず、あくまでエフェクタとしてのみ使用しています。
 IIDXのDVDプレイヤー並に強引な実装だったんですねぇ。なんかガッカリ。(‘x`)

 beatmaniaIII シリアル基板群
 これは本体の基板ではなく、コンパネ部分に内蔵されているI/Oシリアル基板群です。
 BMIIIは他のシリーズと違い、鍵盤部分もシリアル変換してメイン基板へ接続されます。
 又、ネオン等も全てこの基板を経由して接続されています。
 (ネオン等の制御は、この基板へシリアル接続した別のI/O基板が担当)
 ちなみに、写真左側の基板がシリアル基板で、右側の基板はヘッドホン端子専用アンプです。

 beatmaniaIII スクラッチ構造
 beatmaniaIII スクラッチ構造2
 ついでにIII筐体のスクラッチ構造。
 初代BM、IIDXは円盤のスリットをフォトセンサーで検出する形式でしたが、
 IIIは回転をマイクロエンコーダへ伝えて認識する形になっています。
 実質的には同様の仕組みかもしれませんが、より精度が高くなっているようです。
 ちなみに、テストモードでの数値は0~1023の10bitで表示されています。
 (初代BMとIIDXは0~255の8bitで表示)

 とりあえずこんな感じで。
 入手できたソフトは初代だけですが、COREでは削除された曲も多いのでまぁ嬉しい所。
 基板やコンパネ部分の状態も、サビ等はありますが正常に動作していて良かった良かった。
 beatmaniaIII コンパネ
 なので、とりあえずサクっとコンパネ作っときましたね!!!11(^^

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